滋賀県の信楽にて、2019年 5月2日(木)~5月5日(日)の4日間開催された「信楽作家市2019」。
開催からずいぶんと日にちも経ってしまいましたが、今年も行ってまいりましたので、レポートを書かせて頂きますね。
年々、この信楽作家市は来場者が増えていて、関西でも有名な人気の陶器市となっています。
主催者でもある陶芸作家の奥田章さんいわく、今年は5万人の方が訪れたそうです。
2019年の信楽作家市の混雑模様
信楽作家市に行かれた方からもよくお話を聞くのですが、初日は開催場所の「滋賀県立 陶芸の森」付近の道路はすごい渋滞で動かなかったとか…。
人気の作家さんの器を買うための整理券をもらうのに長蛇の列が出来ていたとか…。
開催3時間前の朝6時くらいに現地に着くように行ったのだけど、それくらいでちょうど良かったなど。
いろいろな情報をもらいました。
我々は2日目の午前中に行ったのですが、それでも渋滞すぎて車が動かない状態。
駐車場まで辿り着けず、付近で開催されていた「長谷園窯出し市」に行き、時間を潰しつつ、夕方の空いてくる頃に再度、信楽作家市へ。
奥田章(文五郎窯)さんの器のブース
まずは奥田章(おくだ あきら)さんのブースへ。
お世話になっている作家ですので、毎回ご挨拶をするのですが、人気の作家さんですので、毎回なかなかご挨拶もできず。
待つこと数十分、ブースに人が少なくなるのを見計らってご挨拶とブース撮影(笑)
2日目ということで、器の陳列は少なくなっている状態。
奥田章さんは毎回、新作を出されているので、ファンの方は、やはり初日がねらい目ですね(^―^)
加藤裕章さん&福井亜紀さんの器のブース
加藤裕章(かとう ひろあき)さんと福井亜紀(ふくい あき)さんご夫婦の器があるブースへ。
お二人とも現在は滋賀に在住で、作陶をされているのですが、独立して数年というまだ若手の作家さんです。
信楽焼きの伝統と味を活かしながら、すごくセンスの良いデザインの器を作っていらっしゃるのです。
素朴でシンプルで、すごく普段使いやすいうつわなのでおすすめです。
マルヤマウエアさんの器のブース
岡山県から出展されているマルヤマウエアさん。
2018年に大阪の堺で開催された人気クラフト市「灯しびとの集い」にも出展されていて、今回の信楽作家市でもマルヤマウエアさんの器を見るのが楽しみのひとつでした。
地元のきれいな海をイメージされた優しい緑色の器が印象的ですよね(^―^)
今度また岡山まで取材に行かせて頂こうかと思います。
伊藤慎さんの器のブース
flatto(フラット)ではお取り扱いのない作家さんの伊藤慎(いとう しん)さんですが、関西のいろいろな陶器市に行く度に器を拝見しています。
現在は滋賀から兵庫に移られて、今回の信楽作家市は兵庫からの出展。
個人的にも質感の好きな、土感のある粉引のプレートや、輪花皿などかわいい雰囲気の器も作陶されている素敵な作家さんです。
安田宏定さんの器のブース
お仕事でもプライベートでも、いつもお世話になっている作家の安田宏定(やすだ ひろさだ)さん(^―^)
白と黒の掛け分けの人気シリーズをメインに出展されていました。
アーティスティックな花器なども展示販売されていたり、黒の新シリーズの器も出展されていたりと、今回も見応えバッチリ。
古谷浩一(古谷製陶所)さんの器のブース
古谷製陶所の古谷浩一(ふるたに ひろかず)さんのブースは、ほんとにいつも人気で、空いている夕方に行っても、なかなかご挨拶もできず…。
待つこと数十分。
やっと空いてきたところで、古谷浩一さんにご挨拶。
比較的近場で開催されている「長谷園窯出し市」にも出展されているので、あちこち移動をされている古谷浩一さん。
年によっては会えないこともあったので、今年はいろいろとお話を聞けて良かったです(^―^)
古谷浩一さんの作品は、すごく多い上に、次々と新作も出されているので、見る度に発見があって楽しいです。
展示会や陶器市などでしか出回らない「ひめりんご鉢」も並んでいたり。
これぞ陶器市に来る楽しみですよね。
中川雅佳さんの器のブース
作家市に辿り着いたのが夕方だったので、回っているうちにだんだん時間がなくなってきて…(つд`)
中川雅佳(なかがわ まさよし)のブースを見て、お話を聞けたのがほんの少しという…。
コルクシリーズの新作、もっと見たかったなぁ。
9月末の秋の「信楽セラミックアートマーケット」の時にまたじっくりと器を見させてもらうと思います。
宮崎孝彦さんの器のブース
flattoとも仲良しにして頂いている宮崎さんご夫妻。
今回の出展は宮崎孝彦(みやざき たかひこ)さんのみで、奥様の松本郁美(まつもと いくみ)さんは、出展されていませんでした(^―^)
かわいい宮崎孝彦さんの作品たち。
ユニークなキャラクターの蓋物碗や、オブジェの「デモ隊」が毎回気になります(笑)
先々でflatto(フラット)でも宮崎さんご夫妻の展示会をしてもらう予定ですので、その際はおもしろいオブジェをいっぱい作って頂こうかと思います(^―^)
村上直子さん&白井隆仁さん(器のしごとさん)のブース
最後は、村上直子(むらかみ なおこ)さんと白井隆仁(しらい りゅうじ)さんご夫妻のブース。
村上直子さんのブースには、「鉄sabi」シリーズのブラシュアップされた器がちらほら。
白井隆仁さんのアクセサリーも素敵なものが並んでいて、客足が絶えずといった感じでした(^―^)
去年の灯しびとの集いや、今年のクラフトフェアまつもとなどビックイベントに出展されているので、人気の高さが伺えますよね。
おすすめの信楽窯焼きアップルパイ
信楽作家市に来たら、これは食べておきたいと思うアップルパイ。
サクサクでおいしいのですよ(^―^)
遠方から来られた方は、信楽作家市の名物でもある、この「信楽窯焼きアップルパイ」か、北半食堂さんの「土鍋カレー」がおすすめですよ。
タピオカドリンクやクレープもおいしい
娘たちが食べたがったので、行列を並んでクレープを購入。
フルーツたっぷりのクレープ。
キウイはラストひとつでした(^―^)
飲食ブースの奥には子供が遊べるスペース・芝生・お手洗いもあるので、行楽がてら丸一日遊べるのがありがたいです。
5月といえど暑いのでかき氷
滋賀の信楽は、結構、暑い地域です。
ゴールデンウィーク中であっても、暑さがきびしいので、信楽作家市に行かれる際は暑さ対策をしてくださいね。
お金はかかってしまいますが(笑)、露店には、かき氷やジュースも販売されていたり、周辺に自販機もあったりと、水分補給もできますので、名物を味わいつつ、陶器市も楽しんでくださいね(^―^)
まとめ
10連休&お天気にも恵まれた今回の信楽作家市2019。
すごいにぎわいでした(^―^)
あまりに混雑し、渋滞が多発していたため、主催の奥田章さんは来年からは駐車場なども増やさないと…と頭を抱えていらっしゃいました。
駐車場もかなり広いのですが、来場される方が年々増えていますので、駐車場が足りないというのは頭の痛い問題なのかもしれませんね。
春の「信楽作家市」は全国から作家さんがやってきて出展されるので、いろいろな焼き物を見ることができて秋の「信楽セラミックアートマーケット」とはまた違う楽しみ方ができる陶器市で楽しいですよね。
長々となりましたが、以上が信楽作家市2019のレポートでした!
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