夜の京都・五条坂陶器まつり2019レポート

五条坂陶器まつり2019

京都の東山区にある五条通にて、2019年8月7日(水)~8月10日(土)の4日間開催された「京都・五条坂陶器まつり2019」。

京都の夏の風物詩で、伝統のある陶器市です。
イベント期間中は、朝9時から始まり、晩の10時まで続くというタフな陶器市でもあります。

毎年、真夏に開催ということで日中は、灼熱地獄…。
2019年の今年も猛暑の中、にわか雨なども見舞われましたが無事に開催されたようです。

そして今回は、初めて「晩」の五条坂陶器まつりに行ってきましたので、そのレポートを書かせてもらいますね。

京都の夏の風物詩「鴨川の川床」の風景

五条坂陶器まつり付近の鴨川

冒頭でも触れましたが、2019年の今年は、はじめて夜の五条坂陶器まつりに行きました。
開催初日の8月7日の19時頃、京都に到着(^―^)

ちょうど鴨川沿いでは、川床も開催されていて、夜景がきれいでした。

陶器市自体も暑さは厳しいものの、日中の暑さに比べれば全然マシで回りやすかったです。
2人の子連れなもので、毎回眠りに落ちていく我が子を抱っこしながら、晩に回るのは、かなり疲れてしまいますが…(つд`)

出展されている作家さんも「京都・五条坂陶器まつり」は夜の方がにぎわってくると言っていらっしゃる方も多いですので、夜の雰囲気を味わえてよかったです(^―^)
夜まで開催されている陶器市は珍しいですので、夜の方が新鮮味があり、お祭り感があってワクワク感がありますね。

市野耕さん&石井桃子さんの器のブース

市野耕さんと石井桃子さんの器のブース
市野耕さんの器
石井桃子さんの器

鴨川の夜景を見たのもあって、2019年は窯元さんの器たちが多く並ぶ、北側の通りから行ったのですよ。

まず見つけたのは、愛媛県から出展されている市野耕(いちのこう)さんと石井桃子(いしいももこ)さんの器のブース。
お会いするのは2019年3月に開催されていた京都の「町家gallery cafe龍」さんでの展示会以来(^―^)

にこやかな市野耕さんと石井桃子さんにほっこりされながら、器を見させてもらいました。
このお二方はほんとに新作を作り出すのが早く、毎回、新作が出てきます。
すばらしいですね(^―^)

市野耕さんは、定番人気のトルコブルーシリーズをはじめ、新色の黒っぽい器などが出品。
石井桃子さんは、愛媛の砥部焼の伝統を受け継ぎ、オリジナルの絵付けに昇華させた花唐草シリーズや幾何学模様の器を出品。

flatto店主のアユミさん(嫁さま)が「あれほしい、これほしい…」と目移りがすごかったんですよ(つд`)(笑)
また来年?の市野耕さんと石井桃子さんの展示会が楽しみになってくる今日この頃。

加藤祥孝さんの器のブース

加藤祥孝さんの器のブース
加藤祥孝さんの器

そしてお次は、北側の通りの東側に出展されていた岐阜の陶芸作家・加藤祥孝(かとうよしたか)さん。
白い粉引の器や、鉄釉と呼ばれるアンティークのようなシックな器や輪花のかわいい器を作陶されている作家さんです。

加藤祥孝さんとお会いするのは2017年のクラフト市「灯しびとの集い」以来だったでしょうか…。
直接お会いするのは随分と久しぶりだったのですが、いつも気さくに話してくださる優しい人です(^―^)

今回は、定番人気の輪花タイプのお皿に加えて、丸皿や角皿など、平らでフラットなタイプの器も多く出品されていたのが印象的でした。
フラットタイプの器は人気があるのですね(^―^)

宮崎孝彦さんの器のブース

宮崎孝彦さんの器のブース
宮崎孝彦さんの器

そしてお次は五条通を挟んで南側の若手の作家さんが多く出展されている通りへ。
まず見つけたのは、滋賀の陶芸作家・宮崎孝彦(みやざきたかひこ)さん。

拝見させてもらうのを楽しみにしていた「魚の形をしたお香入れ」が今回はないΣ( ̄ロ ̄lll)
売れちゃったのかな。

個人的に宮崎孝彦さんの作品の中で特別に楽しみにしているのが3種!
オブジェの「デモ隊」、「蓋が帽子になっているキャラ飯碗」、「魚の形のお香入れ」なんです!

キャラ飯碗を写真で撮っていますが、すごいかわいいですよね、これすごく好きなんですよ(^―^)
魚の形のお香入れ、いつかほしい…。

古谷浩一(古谷製陶所)さんの器のブース

古谷浩一(古谷製陶所)さんの器のブース
古谷浩一(古谷製陶所)さんの器

そして、宮崎孝彦さんの向かいにブースを構えていた古谷浩一(古谷製陶所)さん。

古谷浩一さんのブースはほんとどこの陶器市でもにぎわいを見せていますね…。
いつもブースの写真撮影や古谷さんにご挨拶をする時は、お邪魔にならないように客足が空くまでタイミングを見ているのですよ(^―^)

flattoでも人気のある「花びら高台小鉢」の色違いや、錆釉(茶色)・瑠璃釉(青色)の「ひめりんご鉢」などレアな作品も並ぶので、ファンの方は目移りしてしまいますよね。

村上直子さん&白井隆仁さん(器のしごとさん)のブース

村上直子さんと白井隆仁さんの器のブース
村上直子さんの器

五条坂陶器まつり巡りも佳境に入ってきまして、次のブースは滋賀の作家・村上直子(むらかみなおこ)さんと、アクセサリーを制作されている白井隆仁(しらいりゅうじ)さんご夫妻のブランド「器のしごと」さん。
白い粉引の器の「shiro moegi」シリーズの器がメインの展示ブース。
風鈴もあったりと、夏らしく涼し気な展示で素敵ですよね。

器のしごとさんの器や展示の仕方の世界観は独特で、いつ見てもきれい(^―^)

村上直子さん、白井隆仁さん共に接客中で、残り時間もそれほどなく、少ししか話せませんでしたがまた後日ゆっくりと窯の取材の際にお話を聞かせてもらおうかと。

安田宏定さんの器のブース

安田宏定さんの器のブース
安田宏定さんの器

南側の通りの西、最後に登場するのは京都の作家・安田宏定(やすだひろさだ)さん。
一面に並べられた人気の白と黒の器「掛け分けシリーズ」。

箸置きとお皿を兼用できる「はしおきプレート」など定番人気の作品が並んでいました(^―^)

この時点で夜9時!
下の娘は抱っこで就寝中(つд`)
やはり子連れで夜の陶器市は大変だ…。
かといって、真夏の日中、灼熱での五条坂陶器まつり巡りも同じくらい大変(笑)
器好きの方の中には同じような境遇の方も多いのではないでしょうか?
ほんといつもお疲れ様です。

陶器の神社・若宮八幡宮社

陶器の神社・若宮八幡宮社

今年も突然のにわか雨はあったものの、一昨年のように台風がくることもなく、無事、全日程が開催されましたね(^―^)
夜の五条坂陶器まつりは初めてでしたが、夜店の雰囲気を味わえて楽しかったです。

写真は道中で撮影した陶器の神社「若宮八幡宮社」。
夜にライトアップされるのですね!
初めて見ました(^―^)

自宅に帰ったら夜10時を回っていました。
娘たち…夏休みとはいえ、遅くまで付き合わせてごめんなさい(つд`)
そして作家さんたちも、暑い中の長時間のお勤め、お疲れ様でした。


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