京都・五条坂陶器まつりは、毎夏8月7日~10日に京都府京都市東山区の五条通にて開催される夏の風物詩的な陶器市です。
京都のメインストリートのひとつである「五条通」の五条大橋東詰から東大路通まで、東西約650mに渡り、約400店のお店が軒を連ねます。
関西圏が多いですが、全国からやってきた窯元や陶芸作家さんが出店されています。
イベント会場周辺は観光地の清水寺へ向かうルートのひとつでもあるので、ふらっと立ち寄る観光客も合わせ、開催期間の4日間で来場者数が延べ40万人とも言われており、まさに日本を代表する大陶器市なのです。
その歴史は古く、大正時代に六道珍皇寺さんへお参りに来られる多くの方に、日ごろ売れなかった陶器を安く販売したのが五条陶器祭りのはじまりだそうです。
開催時期と開催場所
京都・五条坂陶器まつりが開催される時期は真夏の8月。
平日、休日に関わらず、毎年決まった7日~10日の4日間開催されます。
雨天決行ですが、2017年の初日は台風で中止になるなど例外もございますので、公式ホームページなどもチェックしてみてくださいね。
五条坂陶器まつりが中止になるのも珍しい気がしますが。
京都は盆地ゆえに夏場は日中38度を超す日も多く、かなり暑いですので、十分な暑さ対策をしてお出かけくださいね。
- 開催時期
- 2019年8月7日(水)~8月10日(土)
※雨天決行
- 開催時間
- 9:00~22:00
- 開催場所
- 京都府京都市東山区の五条通(五条大橋~東大路)
- 開催会場
- 五条通(五条大橋~東大路)一帯
京都・五条坂陶器まつりの特徴
京都・五条坂陶器まつりといえば、土日の開催ではなく、毎年開催日が決まっており、8月7日~8月10日に開催されます。
ですので、年によっては平日に開催されることも多いのです。
そして何より驚くべきはその開催時間。
夏の暑い最中に、連日午前9時~午後10時まで13時間も開催されています。
出店する作家さんや窯元の方にとっては忍耐を問われるタフなお祭りでもあるのです。
平日の夜に陶器市を楽しめるのも京都・五条坂陶器まつりならではですね。
公式ホームページ・SNSのご案内
京都・五条坂陶器まつりの公式ホームページには、イベントの会場マップなどの案内はもちろん、周辺の観光スポットまで掲載されています。
「若宮八幡宮」「六道珍皇寺」などの観光名所案内に加え、カフェや食事処なども紹介もされているので、チェックしてみてください。
SNSに関しては、facebookページはあるのですが、あまり更新をされていないようですので、情報は公式ホームページが一番早いかと思います。
- 公式ホームページ
- 五条坂陶器祭りは現在開催されておりません。
- 五条坂陶器祭りの公式facebook
- 五条坂陶器祭り 公式facebook
京都・五条坂陶器まつりへのアクセス
京都の街中ということで、電車・バスなどの公共交通機関が使えますのでアクセスはかなり便利です。
京都は観光地ということもあり、バスが混みあうことがありますので、電車が一番スムーズかと思います。
JR京都駅からですと、JR東福寺駅で京阪電車で乗り換えて清水五条駅へ。
清水五条駅には「普通」「準急」「急行」しか停まりません。
大阪方面から「特急」などで来られる方は、七条駅か丹波橋駅でお乗り換えくださいね。
電車でのアクセス
- 京阪電鉄「清水五条駅」下車すぐ
- 阪急電鉄「河原町駅」下車→京都市バス207号系統「五条坂」
駐車場について
京都・五条坂陶器まつりには、イベント専用の駐車場はありません。
周辺にはいくつかコインパーキングなどはありますが、すぐに混みあうために空いている駐車場を探すのが大変です。
特にイベント周辺の五条通は、京都の交通のメインストリートでもあり、交通量も激しいです。
南北に走る川端通、東大路通も同じく交通量の激しい道です。
電車でのご来場が一番スムーズで良いかと思いますので、ご参考に。
作家ブースについて
京都・五条坂陶器まつりの特徴のひとつでもあるのですが、出店されているブースの位置関係には大まかな法則のようなものがあります。
北側の歩道には、老舗の陶器店などが多く、伝統的な京焼・清水焼のお店が多めです。
そして南側には若手の作家さんなど、クラフト系の作家さんが器を販売されていることが多いです。
中には例外で、若手の作家さんに場所を貸しており、若手でも北側に出店されている場合もあるそうですが。
夏の暑い最中に、効率よくイベントを回るための知識として知っておいた方が便利です。
過去には人気作家の東一仁さん、木下和美さん、高島大樹さんなども出店されていたことがありました。
五条坂陶器まつりで出品されていた器
開催年別の五条坂陶器まつりの概要
開催年別のおおまかな概要と記録です。
京都・五条坂陶器祭りは、毎年同じ作家さんや、窯元の方が同じ場所に出店されることが多く、毎年会える良い機会になってくれる陶器市でもあります。
京都・五条坂陶器まつり2019
夜の10時まで開催されているので、今回、はじめて夜の五条坂陶器まつりに出かけてきましたのでレポートをさせて頂きますね。
人気作家の新作の器などを目当ての方は、初日の早い時間帯に行かれた方が良いかもしれませんが、夜の五条坂陶器まつりは暑さも多少やわらいで、夜店の雰囲気も味わえますのでおすすめですよ!
- 開催日時
- 2019年8月7日(水)~8月10日(土)
- 開催時間
- 9:00~22:00
京都・五条坂陶器まつり2018
- 開催日時
- 2018年8月7日(火)~8月10日(金)
- 開催時間
- 9:00~22:00
京都・五条坂陶器まつり2017
2017年はちょうど台風がきて、京都・五条坂陶器まつりの初日が中止となった珍しい年でした。
イベント2日目の8月8日に行かせてもらいましたが、雨のぱらつくお天気。
お世話になっている作家の安田宏定さん、村上直子さん、宮崎孝彦さん、松本郁美さん、高橋亜希さんが出店されていましたので、ご挨拶。
古谷製陶所さんも出展されていましたが、古谷浩一さんは、他所の陶器市に出店中とのことでした。
2017年は作家の市野耕さんや石井桃子さんも出店されていた年で、同じく気になっていた作家さんの高田志保さんも出店されていたので、前々からほしかったマグを購入。
気温的にも内容的にも熱い陶器市でした。
- 開催日時
- 2017年8月7日(月)~2017年8月10日(木)
※初日は台風で中止
- 開催時間
- 9:00~22:00
周辺の食事処について
京都の街中ですので、食事処は周辺に点在しています。
お昼時には混みあいますが、中には五条通に面していても、穴場の和食屋さんもありました。
そういった所を探すのも、このお祭りの楽しみですよね。
少しではありますが、かき氷やたこ焼き、焼きそばなども露店で販売されたりしますので、陶器を見て回りながらお昼を頂くのもおもしろいかと思います。
まとめ
真夏の京都は暑いですが、行く価値あり!です。
クラフト系のうつわが好きな方なら、京都・五条坂陶器まつり常連の村上直子(器のしごと)さん、古谷浩一(古谷製陶所)さん、安田宏定さん、宮崎孝彦さんはおすすめです。
2017年から出店されている若手作家の市野耕さん、石井桃子さんも素敵な器を制作されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また作家ものの器以外にも、かなりリーズナブルな陶磁器が販売されていますので、焼き物好きの方にはたまらないと思います。
京都・五条坂陶器まつりのイベント開催場所の東には清水寺、北には建仁寺や六道珍皇寺、祇園、西には鴨川、南には三十三間堂など、観光スポットも満載ですので、京都府外の方も、ぜひ観光がてらお出かけくださいね。
京都・五条坂陶器まつりへ行かれる際はくれぐれも十分な熱中症対策をしてください。
おすすめイベント
和食器セレクトショップ flatto(フラット)
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