石井桃子さんの器が新登場!

レトロ調の絵付けの器が魅力的な作家・石井桃子(いしいももこ)さんの器が登場!
今回ご紹介する石井桃子さんは、愛媛県松山市で作陶されていて、先日ご紹介した市野耕さんと工房を共にし、作陶されている作家さんです。

市野耕さんとはまた作風が異なり、石井桃子さんは古典的な唐草模様を、独自にアレンジして描いた、かわいらしい印象の器を作陶されています。
一目見て思うのは、「どこか懐かしい…でも新しい。」そんな素敵なレトロ感を持った器なのですよ(^―^)

石井桃子さんの代名詞ともいえる「花唐草(はなからくさ)」と名付けられた器を中心に全10作品、100点のラインナップとなります。

石井桃子さんの器

【石井桃子さんの器】

伝統的なタイプの絵付け作家さんは、flatto(フラット)では、はじめての登場となりますね(^―^)
石井桃子さんの作り出す器を見て、ひとめぼれする方も多いのではないでしょうか?

若手の女性作家さんですが、はじめてお会いした時から、すでに作り出す器の世界観が完成されていて驚いたのを覚えています。

愛媛県で有名な焼き物といえば、唐草文などの絵付けが印象的な「砥部焼(とべやき)」ですが、石井桃子さんは、その砥部焼が盛んな地域にお住まいで、本格的に陶芸をはじめる前から、何かと陶芸の世界にご縁があり、今に至ったとお聞きしています。

伝統的な唐草模様に、石井桃子さんの独自のテイストを加えた「花唐草」の器のルーツは、砥部焼にあったのですね(^―^)
幼少期から長い時間をかけて、ゆっくりと築きあげてこられた世界感ですので、完成度が高いのも納得してしまいます。

石井桃子さんの絵付けの器

【石井桃子さんの器のバリエーション】

今回は、3寸~5寸サイズの中皿や豆皿を入荷しています。
鉢系の器も3種類、そば猪口などもあったりと、第一弾の入荷ということでバリエーションに富んだラインナップ。
おすすめはやはり、代表的な作品である「花唐草」シリーズの器ですね(^―^)

石井桃子さんの花唐草

【石井桃子さんの花唐草の文様】

石井桃子さんの代表的な作品のひとつである「花唐草」の文様の器。
伝統的な「古伊万里」などにみられる花唐草とはまた少し雰囲気が違い、植物などをモチーフに自由な曲線で装飾していくヨーロッパの「アール ヌーヴォー」の様式にも似た印象を受けてしまいます。
ラフな感じで描かれていて、とても女性らしいデザインで、伝統的な和と西洋のレトロな雰囲気が、うまく溶け込んだ素敵な作品だと思います。

個人的に、日本と西洋の文化が混ざり合っていた大正時代のレトロ感が好きで、そんな空気感を漂わせる石井桃子さんの作品がすごく魅力的に見えてしまいます。

石井桃子さんの器の細部のこだわり

【石井桃子さんの絵付けの柄】

花唐草の模様以外にも、古典的な「十草(とくさ)模様」や、オリジナルの動物柄や幾何学模様の器も作陶されていて、どれもステキなんですよ。
すごく丁寧な仕事をされていて、「幾何学紋4寸皿」の縁には、幾何学模様が描かれていますが、よく見ると模様の中に黄色く塗られている部分があったりと、ほんとによく見ないと気づけないような、さりげないこだわりを感じるのです。

石井桃子さんの器の高台のデザイン

【お皿の底まで見てほしい石井桃子さんのデザイン】

お皿の底(高台)の部分にも絵付けのデザインがされています。
しかも器の種類によって、デザインがひとつひとつ違うという…。
かなりの手間をかけて作られていて、その完成度は、すばらしいの一言に尽きる作品です(つд`)

石井桃子さんの動物柄の器

【動物をモチーフにした柄】

動物が描かれたかわいい器も多く、今回の入荷はヘビのデザインの器のみですが、象や犬、猿など動物柄の器もかわいいものが多いです。
このヘビのデザインはかなりかわいく描かれていますが、象や犬などの場合は風刺画のように結構リアルに描かれているものもあって、石井桃子さんの画力の高さにも驚かされます。
また動物柄の器もラインナップに増やしていければと思います(^―^)

では今回、入荷した器のラインナップを書かせてもらいますね。

石井桃子さんの器ラインナップ

  • 花唐草 3寸小皿
  • 花唐草 3寸リム皿
  • 花唐草 5寸小皿
  • 花唐草 ひし形皿
  • 花唐草 鉢(大)
  • 5寸リム鉢(ヘビ)
  • 幾何学紋 4寸皿
  • 3寸花小鉢
  • そば猪口(ムギワラ手)
  • そば猪口(十草)

石井桃子さんについてですが、以前にもブログで、愛媛の工房を訪問した際のご紹介記事「石井桃子さんのご紹介と工房訪問レポート」を書いていますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね(^―^)

かなりおすすめの作家さんですので、要チェックですね。
展示会やクラフト市などの情報があれば、またflatto(フラット)のホームページの石井桃子さんの作家ページでもご案内させてもらいますので、チェックしてみてくださいね。