陶芸家・宮崎孝彦(みやざき たかひこ)さんのアンティーク風の魚のオブジェをご紹介。
ずんぐりとした魚の体、愛嬌のある顔、ペットにしたくなる魚たち。
宮崎孝彦さんの作り出す「不思議な世界観」は、どこかかわいくもあり、奇妙でもあり、空想の世界を思い浮かべてしまうほどの魅力にあふれています。
今回は宮崎孝彦さんのオブジェ展「アンティークの森に棲むサカナ」にて、出展された作品たちをご紹介させて頂きます。
「アンティークの森に棲むサカナ」に登場する魚のオブジェのイメージムービー
「アンティークの森に棲むサカナ」のオブジェ展の際に制作されたPR動画。
180cm×100cmほどの小さな劇場の中に作られたアンティークの森。
その森の中に展示された宮崎孝彦さんの陶器の魚のオブジェたち。
表情豊かな魚のオブジェたちを見ていると、何か物語がはじまってくれるような、ワクワク感がありますよね。
この空想とアンティークの世界観が好きな方、特にアンティーク好きの男性の方には魅力を感じる方が多いのではないでしょうか?
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魚のオブジェのサイズ感
大きいサイズの魚のオブジェは横幅が約15.5cm~24cm、高さが約11cm~13cm、奥行きが約10cm~15cmほどの作品でした。
横からの写真ばかりなので奥行き(厚み)がわかりにくいですが、ラクビ―ボールのような形になっていて、本物の魚のように薄い身体ではなく、両手でしっかりと持てるほどの厚みもあります。
程よい重厚感で360度、どの角度から見ても存在感があります。
また小さいサイズの魚のオブジェは、横幅が約10cmほどで、手のひらに乗るくらいのかわいいサイズ感です。
小さいサイズながらも、作り込まれており、アンティークの風合いが出ています。
アンティーク調の魚のオブジェ(展示品)
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約23cm/高さ 約12cm/奥行き 約13cm)
24,200円
少ししゃくれた愛嬌のある顔をしている魚のオブジェ。
「クエ」の魚の雰囲気を感じるオブジェです。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約23cm/高さ 約12cm/奥行き 約10cm)
24,200円
宮崎孝彦さんの作品では珍しい、うろこのあるタイプで、よりアンティークな雰囲気が出ている魚のオブジェ。
「コイ」の魚に近い様相をしています。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約21cm/高さ 約11.5cm/奥行き 約10cm)
24,200円
これもまた宮崎孝彦さんの作品では珍しい、歯がついているタイプの魚のオブジェ。
「クエ」の魚をデフォルメしたような雰囲気です。
歯がついても、ユーモラスな雰囲気が出るのは宮崎孝彦さんならではの作品だと思います。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約24cm/高さ 約12cm/奥行き 約12cm)
24,200円
こちらの魚のオブジェもうろこがついているタイプ。
造形のすばらしさもそうですが、今回の展示会のオブジェの中では一番「おいしそう」に見えてしまう魚。
「鯛」の魚を思わせる様相をしています。
個性的な洋食店のディスプレイとして、飾れば存在感がありそうなアンティーク風のオブジェです。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約24cm/高さ 約12cm/奥行き 約11cm)
24,200円
青寄りのグレーの色味を帯びた魚のオブジェ。
口は閉じていて、無表情感のあるタイプ。
マス目状のうろこがあります。
こちらも「コイ」に近い種類です。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約23cm/高さ 約11cm/奥行き 約10cm)
24,200円
生成りの白とブルーグレーが印象的な魚のオブジェ。
口は閉じ気味の小顔タイプ。
マス目状のうろこがあります。
アンティーク調の魚のオブジェ「サカナカマ」
陶器製(横幅 約19cm/高さ 約12.5cm/奥行き 約12cm)
24,200円
身体に丸みがあって、眼力のある魚のオブジェ。
分厚いくちびるがかわいいですよね。
身体には菱模様があります。
こちらは菱模様ですが、宮崎さんはよく和柄の市松模様なども制作されています。
アンティーク調の魚のオブジェ「クジラ―」
陶器製(横幅 約26cm/高さ 約11cm/奥行き 約15cm)
27,500円
今回の展示会で一匹のみ制作された大きなクジラのオブジェ。
クジラは魚ではないですが、そのあたりは愛嬌で(^―^)
歯、お腹のライン、そして重厚感のある体、デフォルメされているので妙にリアルに感じてしまいます。
アンティーク調の魚のオブジェ「ハリセンボボ」
陶器製(横幅 約15.5cm/高さ 約11cm/奥行き 約14cm)
30,800円
ハリセンボンの魚のオブジェ。
生成りの白とオレンジ色でアンティーク感のあるタイプ。
ハリセンボンの針の部分や、しっぽなど細部までこだわって作られた逸品です。
アンティーク調の魚のオブジェ「ハリセンボボ」
陶器製(横幅 約17cm/高さ 約11cm/奥行き 約15cm)
30,800円
ハリセンボンの魚のオブジェ。
焼き色の茶色と釉薬のブルーグレーの色味が出ているタイプ。
アンティーク調の魚のオブジェ「アンコー」
陶器製(横幅 約17.5cm/高さ 約13cm/奥行き 約11cm)
27,500円
チョウチンアンコウの魚のオブジェ。
他の魚のオブジェと比べると若干小ぶりなアンコウのオブジェ。
赤みがかったダークブラウンで、怪しい雰囲気がよく出ています。
ちょうちんの部分は針金で作られています。
アンティーク調の魚のオブジェ(ミニサイズ)
大きいオブジェのミニチュア版のような魚のオブジェで、かわいいものが多いです。
どの作品も、ひとつひとつ手作りで制作されていますので、一匹一匹の見た目のシルエットはもちろん、表情も違います。
種類もいろいろあり、一般的な魚の形をしたものから、口のとがったカワハギのような魚や、フグやクジラ、ハリセンボンなど個性にあふれていて、おもしろいです。
価格的にも大きなオブジェよりも購入しやすい価格ですので、つい少しずつ集めたくなってしまいます。
小さいサイズのアンティーク調の魚のオブジェ
陶器製(横幅 約10cm/高さ 約5cm/奥行き 約5cm)
3,300円
ディスプレイやインテリア観賞用に
宮崎孝彦さんのアンティーク風の魚のオブジェは、置いているだけでも存在感がありますが、アンティークの小物や洋書、ドライフラワーなどを添えるといっそう映えます。
プリザーブドフラワーなどに使われる苔(モス)を添えてみたり、実際の苔テラリウムの中に入れて、苔テラリウムの中のインテリアとして泳いでもらうのもおもしろいです。
宮崎孝彦さんの魚のオブジェが好きなひとりとして、個人的な見解なのですが、色や形はもちろんですが、お気に入りのオブジェを見つけるポイントとして、魚の表情、特に目の雰囲気で、選ばれると良いと思います。
目が黒いオブジェと、目が白いオブジェがありますが、目が黒い方は生きて意思を持っているかのような存在感があります。
逆に目が白い方は、オブジェに徹していてディスプレイなどに、より向いているような気がします。
陶芸作家・宮崎孝彦さんについて
陶芸作家の宮崎孝彦さんですが、現在は滋賀県の甲賀市に住まれており、作陶を続けられています。
普段はクマやパンダなど、独特のタッチで描かれるユーモラスな絵柄付きの食器を制作をされています。
展示会やイベントなどで、時折、今回ご紹介したようなオブジェも出品されるのですが、その不思議な世界観に魅了される人も少なくありません。
宮崎孝彦さんのオブジェファンの私としては、こういう不思議な世界観の作品をもっと見たいと思っています。
少しでも多くの人の目に触れてくれますように。
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