【余談】滋賀県大津市立 小松小学校のPTAサイト制作

小松小学校

ずいぶん久しぶりとなる器以外のお話。
flatto(フラット)の純一郎です。

以前にWEBデザインの仕事をやっていたもので、flattoの事業を立ち上げて以降も、年にいくつかホームページを作成してます。
最近では、flatto(フラット)の仕事も忙しくなってきたので、サイト制作をお断りせざるを得ない場合も多いのですが…。
今回、訳あって、娘の通う小松小学校のPTAサイトの制作をすることになったのですよ。

flatto夫婦はPTAの役員というわけではないのですが、PTA役員さんたちのおもしろいくらいの企画力と熱意に共感。
そのチャレンジ精神とポジティブな活動を少しでも世に広められるお手伝いができればと思います。

器のファンの方には、他愛もない話となってしまうかもしれませんが、各学校のPTAの件など、直面している問題の方もいらっしゃると思いますので、ご興味・お時間ありましたら、ぜひお読みください。

小松小学校PTAサイトの制作のきっかけ

小松小学校の外観

小松小学校のPTAサイト制作についての相談を受けたのは2019年5月。
ご相談頂いたのは、現PTAの役員であり、広報を担当されている落合佐知子さん。

落合佐知子さんは、漆器作家をされていて、作家名の「やのさちこ」さんと言えば、器ファンの方はピンとくる方も多いはず。
旦那さんは、木工作家の落合芝地(おちあい しばじ)さん。
クラフト業界で有名な方ですよね。

落合さんのお子さんが、うちの娘と同じ小学校に通っていて、娘がお友達なので、以前、遊びに行きがてら取材させてもらったんですよ(^―^)
なんだか不思議なご縁ですよね。
そんな器つながり的なきっかけもあり、小松小学校のPTAサイトを立ち上げるお手伝いをさせてもらうことに。

楽しげに取り組んでいるPTA役員さんたち

小松小学校の外観

最近、春になるとニュースでもたまに見るのが「PTA問題」。
やっぱり誰でも仕事などを抱えながら、さらなる負担は嫌だと思うので、PTA役員になるのを避けたがるのが普通の心情だと思う。

僕自身、PTA役員というと「ハズレくじを引いた人が嫌々やる」「熱意のある人だけが率先して役員を引き受ける」そんな2極化した暗いイメージを持っておりました。

でもね、サイト制作の際にいろいろ話を聞いていると、落合佐知子さんをはじめ、小松小学校のPTA役員さんたちは、普通のママさんと変わらないのに、どこか色が違うんですよ。

他の学校のPTAと同じく運営はかなり大変だと思いますが、やらされているイメージどころか、PTA活動の取り組みや、ママ発想のおもしろい企画を聞いていると、どこか楽しんでされているような印象を受けたんです。

この人たちに関わると「おもしろいことになりそう」。
そんな印象を受けたので、flatto夫妻もボランティアで参加させてもらうことに。

やるからには本気でと、運営に取り組むPTA役員さんたち

小松小学校の黒板

PTAサイトの立ち上げの提案から実際のサイト立ち上げまでは、PTA総会などでの説明や説得、記事の取材など、主力の役員さんたちから聞いている以上に、かなり苦労されたかと思います。

サイト運営の方面でも、ブログの基礎的な書き方を覚えてもらうために、小さな講習会も開いたのですが、覚えるのがすごく早い。
とても素人の方とは思えず、過去にサイト制作させてもらった企業の方々でも、なかなかここまではできなかったので、正直びっくりしたほどでした。

その講習会自体も堅くて重いものではなく、皆がお昼ごはんのおかずを持ち寄って、和気あいあいとしていたのがすごく微笑ましいかったのですよ。
PTAの集まりすべてがこんなに和気あいあいとできるなら「PTA」という言葉に近年のような暗いイメージはないだろうになぁとしみじみ思えます。

全国の学校のPTAサイトのモデルになれるように

小松小学校の外観と青空

小松小学校のPTAサイトを制作するにあたって、下調べで他の学校のPTAサイトのことを調べていたのですが、全国にもちらほらとPTAのサイトがあるのですね。
とはいっても、まだまだ全国の学校の総数からするとPTAが運営しているサイトは微々たる数。

世間ではPTAをいかに退会するかなど「暗い」イメージばかりが先行する中、楽しんでPTAの活動をされている役員さんたちが、この小松小学校のPTAサイトを発信媒体にして、全国の方にPTAの活動のおもしろい部分を伝えてくれるようなツールになってくれればいいなと思えます。

ほんと何事も考え方次第だと考えさせられます。
小松小学校のPTA役員さんが実践しているように「おもしろくないなら、おもしろくしちゃえばいい」とそう思います。

自由な発想のPTA役員ママさんたち

小松小学校の校庭

「校長先生とPTA会長対談」や「大津市の災害・防災情報」など、載せるべき情報はもちろん記事にされていますが、おもしろいのはその先。

給食がカレーだった時に晩ご飯の献立が被らないようにする「カレー注意報」などを、メルマガやブログを使って発信される予定なのですよ。
また地元有志のママたちがお寺で定期的に開催している駄菓子屋さん(小松プレーパーク)の情報など地域のお役立ち情報も自発的に発信。

PTA役員というものを、やらされている感が全くないどころか、すごくアグレッシブなPTAサイトになりそうな予感なのです(笑)
PTAの暗いイメージのニュースを流すよりも、むしろこういった楽しくやっている方々をニュースとして取り上げた方が世の中的にもいいのではないかと思ってしまう。

PTAサイトを作る際のメリットとその将来性

小松小学校の体育館

PTAサイトを作ることで「広報誌制作代の大幅な削減」や「いつでも誰でも手軽にブログのように記事を書けること」や「広報誌などを失くしてもいつでも情報を見られること」など様々なメリットが生まれるかと思いますが、その反面、PTAサイトの高額な制作代や運営・管理費の捻出で新たな問題が発生するのも事実で。
予算の関係でPTAサイトの立ち上げを諦めたところもあると記事で読んだことがあります。

新しいことをするには、何かと障害がつきものですしね。

これより先の話は、ものすごく個人的でPTAとは関係のない、手前勝手な意見になってしまいますが。
サイトを作り始める際に、どうしたらランニングコストをほぼゼロに減らせるかということを考えていた際に、ふと思ったのです。

PTAサイトの将来的な在り方として、まず発信する情報が周辺地域の方々の影響力や宣伝力を持つまでにサイトを育てる。

ある程度の宣伝力を持つまでにサイトを成長させた時点で、周辺地域の企業にスポンサーになってもらい協賛金を得て、その収益にてPTAサイトを運営する。

そんなPTA自身が運営費を生み出して運営するスタイルにまで仕組みを昇華できるとおもしろいのかなと思ってしまいます。

そうなってくれるといろいろとおもしろい可能性や発想が出てきそうですよね。
PTA会費を集める必要のない年が出てきたり、余った予算で子供たちにイベントを用意してあげられたり。

PTA役員なんて小さな枠組みを捨てちゃって、保護者全員を集めれば、きっとその中に何かしらのプロフェッショナルがいるはずなので、そんな人たちを集めれば、きっと楽しいことができてしまう気がするのです。

数年後にはなくなってしまうかもしれない小松小学校

小松小学校近くの近江舞子駅

少子化が進み、数年後には他校に吸収合併されるかもと、そんな話も出てきている大津市立の小松小学校。
私たちは滋賀に引っ越してきて、まだ間もないですが、それでもこんなに自然の多い環境の学校を合併して失くしてしまうのはなんとももったいなく思ってしまいます。

この小松小学校のPTAサイトからの発信を活かして、滋賀の湖西の自然豊かな小松地域や比良地域の良さを認知してもらえるようになって、移住者が増えてくれればいいなぁとも思います。

現に大阪出身の僕には、滋賀の湖西にこんなに良いところがあるとは、つい最近まで知らなかったもので。
きっと、こういうのどかな雰囲気が好きな人は多いはず。

ということで、僕も陰ながらできること、地域を盛り上げることを少しずつやっていこうと思う。

小松小学校PTA役員さんへ

小松小学校近くの琵琶湖・近江舞子浜

flattoのブログまで読んでくれているPTA役員さんは、ほぼいないとは思いますが、この場でどうしても語りたいのです。

サイト立ち上げまで、あまり日数がない中で、多くの記事を仕上げたり、皆さんをまとめたりと、新しいことをするには、ほんと大変だったと思います。
主力のPTA役員さんたちの中には睡眠もそこそこにがんばっていた方も。

こういった努力が知ってもらえる世の中になるといいなとしみじみと思ってしまいます。
まだ小松小学校のPTAサイトを立ち上げたばかりで、これからがスタートで、いろいろと問題が出てくると思いますが、がんばって乗り越えてくださいね。
とりあえず、お疲れさまでした。

微力ながら応援させてもらいます。

小松小学校PTAサイト
https://komatsu-pta.org/
小松プレーパーク
https://www.facebook.com/komapule2015/

和食器セレクトショップ flatto(フラット)

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