今後、新たにflatto(フラット)でお取扱いを始めさせていただくことになりました陶芸作家さんをご紹介します。
今年の「京都・五条坂陶器まつり」で出逢った、「市野耕(いちの こう)」さんと「石井桃子(いしい ももこ)」さんです。
【市野耕さんの和食器】
【石井桃子さんの和食器】
お2人は、愛媛に共同の工房とギャラリーを構えていらっしゃいます。
今日は、市野耕さんの器のご紹介と、愛媛の工房におじゃました際のレポート前半をお送りしますよ。
市野耕さんは、現在愛媛を拠点に活動されていらっしゃいますが、ご出身は「丹波焼」でも有名な兵庫県の篠山市。
丹波焼は、日本六古窯(にほんろっこよう)と呼ばれる【日本古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの窯】の1つに数えられています。
それほど、歴史のある焼き物なんですね。
そんな、焼き物の町で育った市野耕さん。
ご実家も丹波焼の窯元でらっしゃり、お父様は作陶をしながら、市内でお店の運営もされていらっしゃいます。
市野耕さんは、京都の府立陶工高等技術専門学校をご卒業後、京都の陶芸作家さんのところで技術を磨き、昨年2016年の4月に独立されました。
そんな、市野耕さんの工房がある愛媛におじゃましたのは今年の9月のこと。
明石海峡大橋を渡り、四国を横断してはるばる行って参りました!
【四国の道中】
近くに田んぼがある、のどかな住宅街の一角にお2人の工房がありました。
【市野耕さんのギャラリー】
もともと、石井桃子さんのお父様がアンティークショップをされていたというスペース。
ブリキのおもちゃや、古道具など味のあるものがたくさん並んだ店内に、お2人のうつわが並んでいました。
五条坂の陶器まつりで初めて拝見したときも思ったのですが、お2人のうつわの雰囲気がとてもあっていていい感じなのです。
【市野耕さんの和食器】
市野耕さんは、粉引・織部・灰釉の他、織部よりも淡いグリーンのような「トルコ」や、ミカンの木からご自身で作った灰を使用した「ミカン釉」など、様々なうつわを制作していらっしゃいます。
中にはしのぎが施されたうつわもあります。
【トルコ葉っぱ紋/市野耕】
こちらは、葉っぱのようなデザインのしのぎが施されたうつわ。
しのぎの部分に釉薬が溜まっていてとても素敵な仕上がりですよね。
こちらの4寸皿と7寸鉢をお願いしています。
【ミカン釉ボウル/市野耕】
こちらが、ミカンの灰を使用したオリジナル釉薬のミカン釉のうつわ。
ややグレー味のある濃いグリーン。
しのぎの入った、スタイリッシュなボウルです。
SサイズとMサイズをお願いしていますが、めし碗や副菜用・サラダボウルなど、色々とお使いいただけるうつわ。
泊まりで出掛けたので子連れで騒がしくおじゃましてしまいましたが、子どもの相手をしていただきながら、うつわのことを聞いたりと、色々お話しさせていただきました。
まだまだ聞きたいことやお話したいことがありましたが、とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。
お忙しい中、お時間を下さったお2人には本当に感謝です。
工房におじゃましていつも思うのは、こうしてお顔を合わせてゆっくりお話しできるのはとてもありがたいことだなぁということ。
春からはお店ができますので、今度は展示会をさせていただく際に、在廊いただきまたゆっくりお話ができたらいいなぁと今から楽しみです。
もちろん、お客さまもご一緒に。
市野耕さん・石井桃子さんのお2人には、ひとまず10点ずつほどそれぞれオーダーをさせていただきました。
早ければ年明けくらいには入荷できるかも?です(#^^#)
ラインナップも少しずつ増やしていきたいと思っていますが、まずは第一弾の入荷をお楽しみにお待ちくださいね。
【ホテルからの眺め】
おまけの一枚。
京都から愛媛の工房までは片道5時間ほど。
さすがに日帰りでは無理だということで、flatto一家遠征恒例となったビジネスホテル利用での訪問となりました。
愛媛を訪れたのはちょうどえひめ国体の1週間前。
すでに開催されている競技もあるとかで、工房のある松山市内の安めのビジネスホテルはなんと満室!
愛媛なら大丈夫だろうと直前まで予約をしておらず、数日前に焦って探すことになり結局1時間ほど離れた西条市のルートインに泊まりました。
【マルトモ水産さんの海鮮丼】
晩ごはんは、ホテルにあったガイドブックに載っていた近くの食堂へ。
水産会社さん直営の食堂で、美味しい海鮮がお得に楽しめるお店でした。
ちょっと奮発してスペシャル海鮮丼。
さすがスペシャル。ボリュームがすごかったです!
【マルトモ水産さんの天ぷら定食】
夫は天ぷら定食をチョイス。
こちらもすごいボリュームでした。
それから、ガーリックシュリンプにかんぱちのカマを頼んだのですが、家族四人で十分お腹いっぱいになりました。
【マルトモ水産さんのガーリックシュリンプ】
海鮮丼はもちろんですが、エビとカマがとーっても美味しくて、特にカマは子どもたちもものすごい喰いつきでした(笑)
食べるのに必死でカマの写真がなくすみません。
石井桃子さんのご紹介と、帰路のおまけはまた後日、第二弾で!
では、今日はこの辺で。
なんとか年内のことは年内中に…とブログ更新ラッシュな今日この頃。
追い込まれないとできないワタクシ、店主の歩未でした(^^;