flatto(フラット)がお休みを頂いていた週末、flatto(フラット)の地元、京都にて開催されている、作家・安田宏定(やすだひろさだ)さんの個展「安田宏定 陶展」を拝見させてもらいました。
【安田宏定 陶展】
きれいに統一された展示ですよね(^―^)
安田宏定さんの新作、白と黒の「掛け分け」シリーズの器がメインでの展示。
持参したカメラのレンズの仕様上、個展会場の全景は撮れずでしたので、個展の模様を切り抜いた感じでのご紹介となりますが。
個展会場となっている「京都陶磁器会館」は、京都の東山の地域となり、清水寺などへの観光ルートにもなっていますので、ヨーロッパやアジア、アメリカなど多くの海外の方が個展を見においででした(^―^)
日本の和食器は海外の方にも興味や評価が高いようですね。
【掛け分けプレート7寸/安田宏定】
【掛け分けプレート6寸/安田宏定】
flatto(フラット)でも今後、販売される掛け分けプレート。
半面には、「乳白色の下地にラインアート」。
もう半面には、シックな「黒」。
モダンアートのようなリズムのある作品で素敵ですよね(^―^)
【掛け分けプレート8寸/安田宏定】
展示会用に制作された、大きい8寸サイズのプレートも展示されていて、なかなかに見ごたえがありました。
安田宏定さんいわく、カレー用としても使えるサイズに仕上げたとか。
一見、7寸と8寸のサイズは1寸の差しかないと思われがちですが、8寸サイズの大きさになると、かなりの技術が必要とされますので、ご制作にも、かなりのご苦労をされたかと思います。
やはり、いい技術をお持ちですね(^―^)
【はしおきプレート3寸/安田宏定】
安田宏定さんのオリジナルの「はしおきプレート」。
お皿の端がくるっと持ち上がって、お箸が置けるように工夫されています。
こちらもモダンな「掛け分け」シリーズになって登場。
【掛け分け小鉢/安田宏定】
flatto(フラット)でも、即完売となっていた「黒マットの小鉢」。
外側に塗られたマットな質感の黒色の釉薬が、器全体を渋く締めているシックな小鉢。
【掛け分けの角皿/安田宏定】
小さめの角皿。
まだflatto(フラット)のラインナップにもないタイプの器ですね。
モダンなデザインで、かなり使いやすそうな器(^―^)
【掛け分けの酒器/安田宏定】
【掛け分けの酒器/安田宏定】
お酒も好きな安田宏定さんが、作られるこだわりの酒器。
かわいらしいフォルムと、おしゃれなデザインがマッチしたモダンな酒器たち。
【掛け分けのデミタスカップ/安田宏定】
flatto(フラット)のラインナップにも登場している白釉四季彩デミタスカップの掛け分けバージョン。
デミタス用ですので、小さめのシックなスタイルのカップ。
【掛け分けの茶器/安田宏定】
先ほど紹介させてもらった角皿に和菓子などを添えて、この茶器とコーディネートすると、
かなりモダンなスタイルのお茶タイムが演出できそうですよね。
【掛け分けの鉢/安田宏定】
器の下部に彫りを入れて「しのぎ模様」にしている器。
安田宏定さんの器は、裏面を銀彩にしていたりと、ちょっとした工夫やアレンジが見る人の目を楽しませてくれるのですよ(^―^)
【掛け分けの中鉢/安田宏定】
個人的に気になったのは、この中鉢。
まだflatto(フラット)のラインナップには、安田宏定さんの鉢がないのですよ。
ラインナップを増やしていく中でも、ぜひショップに並んでほしい作品です。
器の紹介は以上になりますが、個展会場に滞在されていた安田宏定さんと奥様とも談話させてもらっていたのですが、ろくろ実演もありまして、拝見させてもらいました(^―^)
【安田宏定さんのろくろ実演】
撮影させてもらったのは器の裏面(高台部分)の削りの作業ですね。
さすがは安田宏定さん、リズミカルに整形し、あっというまに仕上がり。
【安田宏定さんの銘入れ】
高台を削った器に銘を入れて、実演が終了(^―^)
安田宏定さんの銘は、下のお名前のひと文字をとって「宏」ですね。
この状態から仕上げるまでには、まだまだ工程がありまして、素焼きに3日、釉薬を塗っての本焼きに3日、高台部分に銀を施してさらに2日と、焼きの工程だけでも、気の遠くなるような作業。
ひとつひとつ丁寧に仕上げて、はじめて、ひとつの器として完成するそうです。
作り手のこだわりを知ることで、器を手にした思い入れもまた変わってきますよね(^―^)
今日ご案内させてもらいました安田宏定さんの手作りの器の一部は、また近々、flatto(フラット)でも登場しますので、お楽しみに!
安田宏定さんの個展「安田宏定 陶展」は、4月12日まで開催されておりますので、ぜひお近くの方は足をお運びくださいね。