加藤祥孝｜粉引 6寸楕円輪花深鉢

幅が約17.5cm・奥行約15cmほどの、深さのある輪花の中鉢です。

クリーム色の優しいホワイトの粉引で、点々と見られる鉄点がアクセントになっています。

可愛らしい輪花のフォルムと優しい粉引の色味が良く合っています。

深さがある分、容量も多めで、副菜を1.5〜2名分ほどは盛り付けられると思います。

煮物などのおかずや、サラダ・フルーツの盛り鉢など、毎日の食卓で出番が多くなりそうなうつわ。

加藤祥孝さんの粉引のうつわは、粗目の土を使用しているため「ピンポール」と呼ばれる小さな穴や、「石はぜ」と呼ばれる素地に含まれる石によって生じる小さい亀裂や、石が表面にあらわれたものがあります。

細かな貫入（釉薬の表面に入った細かなヒビ模様）が入っていたりと、「土もの」の味わいが感じられる作風となっています。

また製法上、土をスライスする際に石が引っかかってできる筋のような跡があることもあります。

手作りのうつわの味わいとしてお楽しみくださいね。

加藤祥孝さんの粉引は、生成りがかった優しいオフホワイト。

粉引の器は吸水性が高いため、お料理を盛り付ける前にさっと水に浸して水を吸わせてからお使いいただくと、シミなどが付きにくくなります。

また、最初は油脂分の多いお料理を避け、徐々に油ものに使うとさらにシミが付きにくいです。

気になる方はお試しください。

また、水を吸った時にグレーに色が変わることがありますが、乾くと元に戻りますのでご安心くださいね。

加藤祥孝さんのうつわは、タタラ作りと呼ばれる、スライスし板状にした土から型を用いて作られています。

程よく、安心感のある厚みがあり、安定感もあります。

高台には、化粧を施すときに器を持った「手跡」とよばれる跡も残っており、手作りの味わいを感じさせてくれます。

輪花のラインも可愛らしく、テーブルの上でアクセントにもなる一枚ですね。

化粧の濃淡によって、焼き上がりの表情もわずかにですが、異なります。

化粧が薄めだと、土の色がみえてややグレーがかった色味。

また、鉄の黒点の出方も一つ一つ異なります。

同じものが二つとない、手作りの味わいをお楽しみくださいね。

flattoでお取扱いのある加藤祥孝さんのうつわは、粉引・鉄釉を中心に、灰釉・青白磁とバリエーションがあります。

土の風合いを感じられる粉引や灰釉、シックな鉄釉、すっきりとした青白磁。

それぞれ相性も良いので、お好みで揃えてお楽しみくださいね。