優しい白が印象的な粉引の耳付丸小鉢です。
耳と口元には鉄を含んだ釉薬が施してあり、グレーのベースに優しい赤みが出ています。
サイズは径14cm・高さ5cmで容量160mlほどのサイズ。
白い部分は刷毛目模様で、その中にぽつぽつと黒い鉄点が見られ、味わいのある風合いがあります。
煮物などの副菜用の盛り鉢として、サラダ鉢やスープ鉢にも。
冬は、お鍋のとんすいにもピッタリ。
耳は少しカーブしていて、手にフィットした持ちやすい形。
裏側には、先代で古谷浩一さんのお父様である古谷信男さんの銘「信朗」が入っています。
古谷浩一(古谷製陶所)さんの粉引の器は、化粧をかけて焼成した後に、透明釉をかけて再度焼成しており、本焼きという工程を通常よりも1回多く焼いています。
そのおかげで一般的な粉引に比べてシミがつきにくく、日常使いがしやすい工夫がされています。