鎬(しのぎ)の削りで、可愛らしい小花を表現した、鮮やかなブルーが美しい輪花の豆皿。
南国の海を思わせる、ほんのり緑がかった青。
径9cmほどの小さなうつわで、箸休めの一品やおかずをちょこっと盛る用に。
お箸置きやカトラリーレストとしても、テーブルのアクセントに素敵です。
アクセサリーなど、小物のトレイとして使うのも良いですね。
釉薬の表面には、貫入 (かんにゅう)と呼ばれるヒビ模様が入っています。
これは、焼成時の土と釉薬の収縮の差によってできるもの。
使い込むうちに、少しずつ貫入にお料理の色などが入り込み、貫入が目立ってきます。
「育てる」楽しみを味わいながら、長くてお使いいただきたい器です。
ロクロで成型し、乾燥したら削りを施して、最後にふちをカットしてお花の形に整えます。
また、アトランティコブルーの器はトルコブルーと同じ釉薬ですが下地に白化粧を施してあります。
このひと手間で釉薬の発色がより鮮やかになり、このきれいなブルーが生まれるのです。
成形も施釉も、とても手間をかけて作られているんですね。
高台部分は、無釉の仕上げ。
カビの原因となるため、洗った後はしっかり水気を拭き取ってくださいね。
裏側の中央に市野耕さんの銘、「耕」の字が押印されています。