大井寛史｜蛍手アイスクリームカップ

優しい輪花の口元と、雪の結晶のような透し彫りのデザインが印象的な蛍手のデザートカップ。

サイズは径10cm・高さ7.5cmほど。

きなりがかかった優しい白で、お料理が優しく映えます。

アイスなどのデザートのほか、副菜用にも。

普段のお料理もグッと上品に引き立ててくれる、佇まいが美しい脚付きのうつわです。

蛍手(ほたるで)とは、透かし彫りをしたあとに、透明釉でその穴を埋めて焼成する技法のこと。

ガラス質の釉薬で埋めているので、光が入り込みとても美しい表情が楽しめます。

透かし彫りの部分は、土が柔らかいうちに一つずつ穴をあけて作られています。

大小の丸に雫模様。

手作業とは思えないほど、丁寧で繊細な模様。

また、高台部分にイッチンのような少し盛りがったドット柄が施されています。

さりげない装飾も可愛らしいです。

手の込んだ、とても手間をかけて作られたうつわ。

繊細なデザインですが、半磁器なので丈夫で使いやすいのも嬉しいですね。

裏側には、寛史さんの「寛」の字の銘が入っています。