武曽健一｜絞手 蓋物（各種）

福井の陶芸作家「武曽健一（むそ けんいち）」さんの「絞手（しぼりで）」の蓋物。

最大径8cm・高さ6.5cm（蓋を含め）ほどの、コロンと丸く可愛らしい小さめの蓋物。

アンティークのような風合いで、オリエンタルな絵付けが魅力的。

七味などの薬味用や、お漬物など箸休めの一品に。

豆鉢として、おかずをちょこっと盛ったり、ミニデザートにも素敵です。

蓋付きの器は、お料理に特別感を与えてくれますね。

アクセサリーなど、小物入れにもおすすめ。

武曽健一さんの絞手は、ベトナムの焼き物の技法である「安南手（あんなんで）」をモチーフに、独自の技法で作られています。

こちらの蓋物は、赤土に線彫りをして絵柄を描き、呉須（ごす）や鉄で絵付けをしています。

焼成時に釉薬と一緒に呉須や鉄も流れて滲み、この味わいのある表情が生まれるのです。

線彫りの跡や化粧に入ったヒビも表情のアクセントとして景色となっています。

内側は、ワラ灰を調合した灰釉。

モスグリーンのような色味がベースとなり、釉薬の白濁した表情も味わいがあります。

白化粧や釉薬の濃淡、また窯の中の位置などで焼き上がりに差が出やすい、繊細なシリーズ。

個体差が大きくなりやすいですが、一期一会の出逢いをお楽しみくださいね。