ひとつずつ、持ち手のデザインが異なる錆緑(さびりょく)釉のマグカップ。
8分目の容量が250mlほどと、やや大きめサイズ。
コーヒードリッパーもあり、セットでの使用もおすすめです。
贅沢なコーヒータイムが楽しめますね。
錆緑釉のうつわは、釉薬が濃い部分に焦げの風合いが出ます。
この焦げを出すために、釉掛けした後に筆で釉薬を掛け足すというひと手間がかけています。
釉薬の溜まった部分には貫入(釉薬の表面にできるひび模様)が見られたり、釉薬に調合した呉須で所々にブルーがポツポツが見られることも。
釉薬の濃淡でできる表情も味わいがあり、釉だまりも美しいです。
釉薬のわずかな濃淡で表情に差が出るため、錆の風合いなどうつわの表情はひとつずつ異なります。
また、粗めの土を使っているため器の表面に小さな石がのぞいていることもあります。
裏側には、ひらがなの「の」を少し崩したような野村佳苗さんの銘が彫り入れてあります。