宮崎孝彦さんのオブジェ作品、「サカナカマ」のひとつ。
魚の仲間でサカナカマですが、宮崎孝彦さんのネーミングセンスが光るオブジェです。
少しとぼけたような表情が愛らしい、しゃくれ顔のサカナカマ。
体長は22.5cmほど。
ぽっかりあいた口も可愛らしいですね。
丸いうろこ模様がついていますが、うろこの部分はひとつひとつ丁寧にくり抜くように削って作られています。
サカナの色味は、色絵具で着色されています。
焼成前は色の雰囲気がわからないため、焼きあがるまでどんな雰囲気になるかはわかりません。
世界に一つだけの、サカナカマです。
こちらのサカナは焦げのような風合いが良く出ており、赤茶色のようなヒレやウロコも味わいのある仕上がりです。
よく見るとウロコの中に青の点模様があったり、胸ビレにもドット模様が描かれていたりと、細部までの作り込みが感じられます。
足は三つ足で安定感があります。
背びれの付け根部分にやや大きなキレが入っておりますが、強度には問題ありません。
作風とご理解いただければ幸いです。