身近な風景を描いた「風景のドローイング」シリーズの一輪挿し。
縦の削り模様を施して雨を描いています。
コロンと丸みのあるフォルムで可愛らしい一輪挿しで、サイズは径7cm・高さ7cmほど。
口径は1.7cmほどですので、小さなお花を1〜2本ほど挿すのにおすすめです。
白っぽく見える部分は吹きガラスをする際にまぶしている粉状のガラスによるもの。
粉ガラスをまぶして吹いて成型し、そのあとに削ったり磨いたり加工することで風景を表現しています。
加工後に再加熱すると、加工部分が透明に戻るので、模様ができるといったわけです。
また、透明なガラスの部分にも小さな気泡が入っていたりしますが、よく見ると白い部分にもさらに細かな気泡が入っているのがわかります。
最初にまぶしているガラスはもともと透明なガラスなのですが、この細かな気泡や光の反射によって白く見えるのだそう。
なんだか不思議ですね。
こうやってひと手間かけて作られてるガラスですが、手作りならではの技法でよりいっそう味わいが感じられる仕上がりになっているのです。