蔦のような植物を、彫り出すことで描いている灰釉の花器。
コロンとした丸みのある胴に、首元はキュッと細く仕上げた可愛らしいシルエット。
最大径は10.5cmで、口径は3cm・高さ11cmほど。
釉薬を薄くかけてあるため、ところどころが鉄分でオレンジ色になっていたりと、とても味わのある表情をみせてくれています。
ぐるりと一周、花器の全体に彫りの模様が施されており、とっても手間がかかっています。
もともと、中国の古陶器がお好きだという松本郁美さん。
うつわのフォルムや図案も参考にしながら、独自の作風を生み出していらっしゃいます。