釉薬の濃淡で生まれる味わいある表情に、雲母の黒点がアクセントを効かせた「灰釉雲母(はいゆう うんも)」の径20.5cmサイズのリム大鉢です。
リム幅が2.8cmほどと、リムが広めの大鉢。
径20.5cm・高さ6cmほどで、2〜3名分のおかずの盛り鉢としてや、お一人用のパスタ鉢やおでんなどのうつわにも。
広いリムで余白が十分にできるので、サッと盛ってもお料理が素敵に映えるうつわです。
リムと外側は濃淡のあるモスグリーン。
内側は少し青みのある白。明るいところで見るとすっきりしたきれいな青みがわかります。
雑木の灰を調合した釉薬ですが、釉薬の濃淡などで色味には個体差があります。
外側の黒っぽいところは釉薬が薄い部分で、土の色味が透けています。
うつわの表情に奥行きが出るよう、一部意図的に釉薬の濃淡をつけています。
内側も青みの強弱や焦げの風合いなど、色味の差が出やすいです。
粗めの土を使用しているため、石が表面に顔を出していたり裏側には石で引きずられてできた引っかいたような跡があったりと、土ものらしい表情も見せてくれています。
裏側には、加藤裕章さんの銘「hiro」の字が彫り入れてあります。
釉薬で銘が見えづらくなっていることもありますが、ご了承ください。