径8cmほどの小さな豆皿。
象嵌という技法で、絵柄が描かれています。
お漬物など箸休めの一品や、薬味用などに。
ピアスなどのアクセサリーを置いて飾っても素敵ですね。
世界の民族柄をモチーフに描いている岡安まりなさん。
こちらの豆皿は、メキシコの「オトミ刺繍」に描かれている動物をモチーフにデザインしています。
落ち着いた光沢のあるグレーに、白で描いた絵柄が入っています。
削りを施した縁は、ねじり模様の可愛らしいデザイン。
鉄点が入っていたり、釉薬が薄い部分は赤茶色の土色が見えたり焦げのような風合いがあったりと味わいのある表情も楽しめます。
象嵌とは、模様を刻み込んだ部分に他の素材をはめ込んだもの。
金属や木工などにも用いられる技法ですが、陶器の場合は削った部分に違う色土を埋めて、整えて仕上げています。
とても手間のかかる技法ですが、絵付けとはまた違った味わいのあるうつわです。